2023年夏ドラマ

2023年 夏ドラマの振り返り

いくつかは残っていますが、夏ドラマが大分終わりになってきました。
個人的総括をしていこうかと思います。

ベタに一番面白かったVIVANT

今回の夏ドラマで断トツで面白かったのはVIVANTですね。
ストーリー、俳優、演出と穴がない作品でストーリーや規模感も
映画並みという軒並みの批評に嘘はなく、毎週楽しみなドラマでした。
続編もきっとやってくれることでしょう!
楽しみに待っています。

最高の教師〜1年後、私は生徒に■された〜は3A組を越えられたのか

タイトルの件でいうと、答えは否かと思います。
それでも現代社会一石投じるような意義のある作品だったし、
主演の松岡茉優も生徒も皆、演技が上手く、見ごたえがありました。
若干くさい部分があり、綺麗ごと感や、
都合がいいなぁと思える部分もありましたが、総合的には面白かったかな。
主人公が結構淡々と語る形だったので、
そこが3A組と少し差を分けたかなと思いました。
きっとここから数年後には、生徒役が続々と主演になったりするんでしょう。

ハヤブサ消防団は、池井戸さんっぽくない作品でした

池井戸作品のミステリーということで、どんな話かと期待してみましたが、
最後までみて見ると思いもよらぬ方向にいきましたね。
個人的には好きなジャンルではありましたが、
そこまで大きなどんでん返しなどはなく、すっと終わった感じはありました。
ベテランバイプレーヤーのおじさま方の演技は安定感があり、
安心してみていられましたが、そこも含めて少し地味な展開だったと言えるかもしれません。

期待外れ感があった作品

  • 真夏のシンデレラ
  • シッコウ
  • ばらかもん
  • 警部補ダイマジン
  • 何曜日に生まれたの(9月25日現在 放送中)

真夏のシンデレラは、月9の恋愛物という久しぶりの挑戦に、一癖あるキャスト人でしたが、可もなく不可もなくな作品でまとまりましたね。なにより、主人公のキャラがどうにも感情移入もできんし、惹かれる感じがなかったです。
唯一吉川愛が可愛かったなーという印象です。

シッコウはジャンルとしては、ありそうでなかった執行官が主人公というジャンルでよかったのと、伊藤沙理と織田裕二っていうなかなかに面白いコンビで、いい化学反応が起きていた感じはするんだけど、元々の全くの素人(犬好きの女の子)から段々と執行官にあこがれて最後には執行官を目指すっていうくだりまでが若干煩わしかったのと、犬が色々なところで絡んでくるのが、必要があったのか分からず。普通にベテラン執行官と新人執行官の二人の成長物語っていう方が各話の事件の深堀ができたんじゃないかと思いました。

ばらかもんは田舎LIFE×書道という若干地味でテーマだったけど、
のほほんLIFE系ではあるからそこまでの展開や、疾走感、テンポ感などが
もたついて感じられましたね。
それでも子役たちと主演の杉野君の絡みや、ふとした気づきなど
いい部分もあったにはあったんだけど、難しい作品だった。

警部補ダイマジンはクロコーチと同じ漫画家原作のドラマでどうしても全体の空気感とか、ストーリー自体も似た感じになっているね。
それで長瀬×生田の戦いでいうとまだ、長瀬の圧勝になっちゃう。
太鳳ちゃんも頑張ってたけど、全体的なくらいイメージが若干視聴を遠ざけたか。置いてけぼりにしてる感じはあったかもしんないです。

何曜日に生まれたの、通称ナンウマ。まだ見てるけど、いまいち話が入ってこない。野島伸司の脚本も今見るとなんか色々謎。この陣内さんの役と自分を若干被せたりしてるのかなって思ったり思わなかったり。脱落しそうなぐらいなんだかかったるいです。

意外と面白かった作品

  • こっち向いてよ向井くん
  • 彼女たちの犯罪
  • 初恋、ざらり
  • トリリオンゲーム

こっち向いてよ向井くんは、不思議な恋愛ドラマだったんですよ。
いい意味でいうと、凄く丁寧で繊細な感情の流れがあるドラマでした。
何が不思議かっていうと、全体を見て男性主人公の漫画なのに、
女性視点のドラマって感じがしたんです。
「男ってこういう感じ」「こういうことを考えてそう」
「こういう時はこうして欲しいのに!」「男ってなんでこうなの?」
っていう不満が漏れているというか、そこが妙にリアルでもあったのですが、
全体通して向井くんの憎めない不器用な感じがよかったです。
周りの評価はあんまりなのかもしれませんが、自分は好きな話でした。

彼女たちの犯罪
は最後までよかったです。犯罪ミステリーで、ちゃんと
どんでん返しがあって、ストーリーが進むごとに新事実が発覚して
とても上級のミステリーでした。
それでいて、役者も皆上手で、個人的には総じて「可愛くないけど演技が上手い人たち」が頑張っていた気がします。
あまり注目されていなかったかもしれないけど、最後まで面白かったです。

初恋、ざらりは裏1位というぐらいやばかったです。小野花梨と風間俊介の経度知的障害者の初恋の話だったんだけど、めちゃくちゃ感情揺さぶられました。
ストーリーも脚本(セリフ)も演出もよかったんだけど、特にヒグチアイの音楽がよかった。もう、段々あれが流れてくるだけで泣きそうになっちゃう。
「普通でいたかった」けど、不通に生まれることができなかった女の子の
決して綺麗じゃない、本当の初恋。物語のラストも含めてよかった。

その他の子たち

転職の魔王様は転職エージェントの話で、題材的には色々面白かったかな。小芝風花ノッテルなーって感じ。
ウソ婚、長濱ねるの演技初めてちゃんと見たけど、ちょっとくすぐったいけど、べろぼうに可愛い。菊池風磨そこまでイケメンじゃないのに、王子様演技がワロタ。
なれの果ての僕ら。漫画の方が面白かった。漫画でいいやって感じ。
量産型リコ。一作目の方が面白かった。けど与田ちゃんは天使。いちいち可愛い。
癒しのお隣さんには秘密がある。短くて分かりやすい。軽くて面白い。いいと思う。
トリリオンゲーム。序盤はたるかったけど段々面白くなってきて、意外とよかった。最後には盛り上がりを見せたしね。でも、この過去振り返る形式で見せる必要があったのかは微妙だなと最後まで思いました。

そろそろ秋ドラマスタートですね。楽しみです。

2013年夏ドラマ 量産型リコ -もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-

個人的にとっても注目している「量産型リコ -もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」。
一年前にあった「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」の続編というかパラレルワールドの別人生と言いう事で、キャストなどを一部続投させつつ、全く違う世界線で進んでいくお話のようです。

「量産型リコ」前作との違いは?

前作の量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-は、主人公のリコが没個性の量産型ザクのようなOLからプラモデル作りを通して少しずつ成長していく、お話でした。深夜枠ならではのニッチなテーマでしたが、結構ぐっとくるセリフもあったりして、個人的には好きなドラマでした。

企画・原案・プロデュース -の畑中翔太さんは、同じく自分がはまった深夜ドラマ「お耳に合いましたら。」も担当した方で、全体を通しての温度感が好きでした。

本作のリコは、大学時代に友人と立ち上げたスタートアップ企業「ドリームクレイジー」(略称・ドリクレ)の社長。企業支援プロジェクト「ドッグラン」を通じてユニコーン企業(※評価額が10億ドル以上で設立10年以内の未上場のベンチャー企業)を目指すリコは、ある時、ライバル企業に言われた“マスプロダクション(量産型)”という言葉に引っかかりを覚える。

ということで、没個性の社長っていう設定は若干無理があるような気がしないでもないけど、今後この設定がどんな風に展開されていくか楽しみです。

「量産型リコ」の魅力は?

えーと、本当に個人的な意見ですが、
とにかく与田祐希がかわいいです。

かわいすぎん?
やばいだろ。表情もチャーミングでずっと見てられます。

社長のお仕事プレゼンモードの表情もよきですね。

プラモ作成シーンの真剣なまなざしもやばし。

エンディングの表情も多彩です。
演技が上手いかどうかも重要ですが、画として成立するのも大事ですよね。
別に自分は与田オタとかではありませんが、このドラマの与田ちゃんは
本当にかわいいなぁ・・・と思います。

「量産型リコ」を見るとプラモデルが作りたくなる!?

前回の「量産型リコ」を見た後に、事実私はプラモデルを買いにいきました。

凄くオーソドックスなガンダムを買って作ったんですが、
楽しかったですね。
小さい頃にも作ったことはあったとは思いますが、
大人になって作るとまた違った感覚が芽生えますね。
作っているその2,3時間はその作業に没頭できる、
作り終えた後の達成感と出来上がったプラモデルを見た時の感動は、
他では味わえないモノです。

今まで作ったことのない方も是非作ってみて欲しいです!

そんなわけで今期いち早く始まった「量産型リコ -もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」これからに期待しましょう!

2023年夏ドラマ

さぁさぁ、いよいよ2023年春ドラマが終わり、
夏ドラマが始まってきました。
春は小粒な感じが多かったのですが、夏は期待大の日曜劇場もあり、
楽しみですね。では、まずは、ドラマ一覧から見ていきましょう。

2023年夏ドラマ 一覧表

  • タイトル右の括弧は始まる日付
  • 赤字は注目作品
  • 下線は個人的気になる作品

月曜日 
真夏のシンデレラ(7月10日)
転職の魔王様(7月17日)

火曜日
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜(7月4日)
リズム(7月4日)
ウソ婚(7月11日)
18/40〜ふたりなら夢も恋も〜(7月11日)
なれの果ての僕ら(6月27日)

水曜日
こっち向いてよ向井くん(7月12日)
ばらかもん(7月12日)

木曜日
ハヤブサ消防団(7月13日)
彼女たちの犯罪(7月20日)
怪談新耳袋(7月27日)
量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-(6月29日)

金曜日
警部補ダイマジン(7月7日)
初恋、ざらり(7月7日)
癒しのお隣さんには秘密がある(7月7日)
トリリオンゲーム(7月14日)
ブラックポストマン(8月18日)

土曜日
around1/4(7月8日)
最高の教師〜1年後、私は生徒に■された〜(7月15日)
ノッキンオン・ロオックドア(7月29日)
ギフテッドSeason1(8月12日)

日曜日
CODE-願いの代償-(7月2日)
VIVANT(7月16日)
何曜日に生まれたの(8月6日)

春ドラマのスタートと終わり日が大分ずれていたこともあり、
スタート時期にもずれがでてますね。一カ月ずれているのもあり、
なかなかのずれですよね。

2013年夏ドラマ注目作品

真夏のシンデレラ

教場0に次ぐ、月9の注目作ですね。
何が注目かっていうと

①豪華な若手キャストたち
②月9久々の恋愛もの
③ビーチボーイズを彷彿とする真夏の青春群像劇

この3つですね。


①豪華な若手キャストたち

森七菜、間宮祥太朗、神尾楓珠、吉川愛、萩原利久、
白濱亜嵐、仁村紗和、水上恒司、森崎ウィン、桜井ユキ、山口智充、大西利空

少し久しぶりの森七菜。民放のドラマは「逃亡医F」依頼の1年ぶりぐらいかな?ネトフリの「舞妓さんちのまかないさん」はあったけど、やっぱり移籍問題がまだ尾を引いているのかな。にしても、まぁ楽しみですね。
間宮祥太郎は、もう言わずもがなな、人気俳優と言っていいですね。もはや安定感すらあるね。
そして、体調不良問題で少し休んでいた神尾楓珠。主役級ですね。
吉川愛も順調に深夜ドラマなどでキャリアを重ねて月9にきましたね。
仁村紗和さんは、「わたしのお嫁くん」で癖の強いキャラクターをやっていただけに今回のキャラのギャップに期待です。
水上恒司は、元岡田健史で民放ドラマは改名後初なんじゃないかな?いい俳優なので楽しみです。

記事によってはトラブルメーカーだらけの出演者なんて書かれてるのもあったけど、なんにせよ主役級のキャラがバンバン出ているのでどんな化学反応が起きるのか楽しみです。

②月9久々の恋愛もの

昔は月9といえば恋愛物みたいな所があったけど、ここの所の月9は様子が違くて、医療者、リーガルもの、警察物と恋愛をメインに置いていなかったから、2017年の「突然ですが、明日結婚します」以来じゃないかな?
Silentなんかは昔で言えばTHE月9な感じであってもおかしくない作品だったけどね、もはや、月9ブランドもあってないようなもんだけどね。
そんな月9で結構コテコテの恋愛をどう描くのか楽しみですね。
オリジナル脚本の新人の方のようなので、そういう意味でフレッシュで型にはまらない展開を期待したいです。

③ビーチボーイズを彷彿とする真夏の青春群像劇

勝手な期待ですけど、そんな感じなことを期待してます。
海が舞台?だったり、タイトルに「真夏の」って入ってたり、
そういう季節感のある作品は今の時代そんなに向かないんだけど、
あえてそこに踏み込んでるあたり、期待したいです。

ハヤブサ消防団

TV朝日で池井戸潤作品ということで、意外な組み合わせですが、
池井戸作品はどれも外れがないので、期待せざるを得ないですよね。
しかもいつもの仕事系の話というよりは若干ミステリー要素があるのかな?
その辺りも楽しみな要素ですね。

キャストも中村倫也、川口春奈をメインに、脇も演技派で固めているので、
無駄にチープで、コメディ要素なんかは入れずに
シリアス路線でやっていってほしいなと個人的に思います。
サンクチュアリで注目を浴びた一ノ瀬ワタルが出るのも楽しみですね。

最高の教師〜1年後、私は生徒に■された〜

衝撃的なストーリーと、それ以降そのドラマから数多くのスターが排出された
3年A組のプロデューサーと監督による、オリジナル脚本という点で、
まずストーリーが期待大です。

卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされた教師が、1年前の始業式の日に時を遡ったことから、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと向き合い、再教育する物語。

これ聞いただけでも面白そうですよね。

そして、キャストも気になります。

メインに松岡茉優、夫が松下洸平、生徒役にも、芦田愛菜、詩羽(水曜日のカンパネラ)、窪塚愛流(窪塚の息子)、莉子、當真あみ、寺本莉緒、奥平大兼、田中美久、茅島みずき、加藤清史郎と高校生には見えないけど、なかなかの注目の若手を集めてますね。
特にあまりドラマでは見ない松岡茉優の主役も楽しみだし、久しぶりにドラマに登場する芦田愛菜、この二人の化学変化が楽しみですね。

VIVANT

いわずもがな、一番の注目作ですね。
半沢直樹の福澤克雄が原作・演出をしていて、
いやがうえにも期待しちゃいますね。
ストーリーはまだ分かりませんが、モンゴルで大規模ロケを行っているとか、
どんな話になるんですかね。

それにしても、とにかくキャストがやばいですよね。

堺 雅人阿部 寛二階堂ふみ
竜星 涼、迫田孝也、飯沼 愛、山中 崇
林 遣都高梨 臨、橋本さとし、小日向文世、松坂桃李役所広司

主役級の役者がバコバコ出てきますもんね。。本当恐ろしいです。
キャラの渋滞にならんことを祈りますね!!

さあ、いよいよ始まる夏ドラマ、あなたは何をみますか?
楽しみですね。